羽子板を片付ける時期を紹介!いつからいつまで飾るものなの?
今の若い子たちはもしかしたら羽子板を知らない人もいるかと思いますが、1980年代くらいまではお正月の子供の遊びといったら凧揚げ・駒回し・すごろく・福笑い・カルタ・そして羽子板(羽根突き)が定番。
その中でも羽子板を使って遊ぶ羽根板遊びの羽根つきは、簡単にいうとバトミントンのような要領で玉についた羽根を板(羽子板)で打ち合い下に落としたら負けで罰ゲームとして羽根を落とした人の顔を墨汁で汚すという遊びでした。
その当時このシンプルな遊びで友達や家族や親戚と盛り上がったのを思い出します。
このように遊びとして使われている羽子板ですが、実は奥が深く単なる遊び道具ではないようです。
今回はそんな羽子板はいつからいつまで飾るのか?そして片付ける時期も紹介していきますので最後まで楽しんで下さい。
羽子板の意味を紹介!
女の子の桃の節句の雛人形や男の子の端午の節句の五月人形は節句人形とされ、子供の成長を願うためのものと世間一般に知られていますが、実は羽子板も節句人形のひとつなのです。
羽子板は女の赤ちゃんが初めてのお正月を迎えるときに家族・親戚・親しい人から贈られるものです。
特に羽根突きでつかう羽根のついた玉には大きな意味があり玉の部分はムクロジ(無患子)という種子が使われています。でこの無患子を後ろから読んでみてください!
子(ども)・患(い)・無(い)すなわち、
子供が患わない
という意味になり羽子板のお飾りは無病息災や厄除けのお守りの役目を成しています。
そしてその羽根をつく遊びは厄除けの儀式でも実はあったのです。ちなみに男の子の赤ちゃんのときは破魔弓を贈ります。
※遊びで使う羽子板は木の板に絵が描かれているものですが、現在節句人形として贈られる羽子板は押し絵羽子板という観賞用の羽子板が主です。
羽子板はいつからいつまで飾る?片付ける時期も紹介!
お正月の準備をする正月事始めの12月13日ごろに飾り始めるのが一番です。
が、大掃除をした後のほうがほこりもつかないので良いかもしれませんね、個人的には12月13日~28日がベストだと思っています!
ただ、一夜飾りになる31日や苦に通じる29日は絶対避けてください。
片付ける時期としましては、お正月飾りを焼く儀式のどんと焼きが行われる時期の1月15日あたりがベストですが、子供の無病息災を願う縁起物の飾りなので年間通して飾っておいても良いものです。
羽子板の処分方法はどうする?
そして、お子さんが無事成長し成人をむかえたあとは、人形供養をおこないましょう。人形供養は全国各地にある人形供養をおこなっているお寺などでしていただけます。
リサイクルショップで買ってもらう事も出来ます。が、やはり自分の子供の成長を見守ってくれたものですから、感謝の気持ちをこめて供養するのが一番かと思います。
決して粗大ゴミでだすことのないようにしましょう。
羽子板を飾る場所も気になる!
基本的には飾る場所や方角などは関係ありません。お正月でしたら、床の間があれば床の間。
今はないご自宅も多いかと思いますが、羽子板を贈ってくださった方が見える場所に飾るとご披露できて良いかと思います。
リビングの少しだけ高さのあるところがベストですね。年間通して飾られるときは桃の節句時期には雛人形の脇に飾られると良いと思います。
では、実際羽子板はどこで買うのかというと、節句人形を取り扱っているところであればどこでも購入することができます。
あとは、羽子板市もいいですよ!テレビなどで毎年放送しているのでご存知の人も多いと思います。12月17、18、19日浅草寺で行われているので気になる人は参加してみてくださいね。
ここでは観賞用の羽子板販売もしていますが、その年話題になったものを題材に飾りのついた羽子板なども見ることができます。ニュースでやってますよね!色々な羽子板があるので、楽しめます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は女の子がいる家庭には欠かすことが出来ない羽子板について紹介をしていきました。
最近では昔のように飾る場所もなくなってきて、羽子板なんてない…という家庭も多いとは思います。
ただ、羽子板には無病息災や厄除けの意味が込められています。
まだ羽子板をお持ちでない女のお子さんを持つ方、今年はお子さんの成長と無病息災を願いお飾りされてはいかがでしょうか?
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