喪中はがきで訃報を知った時は香典や手紙はどうしたらいい?
2017/12/06
どこの国でも冠婚葬祭に関しては、様々な決まりごとがあるものです。宗教上のルールだったり、民族や土地のルールだったり・・・。
それは私達が住む日本にも例外でなく冠婚葬祭のマナー・ルール・しきたりが存在しています。しかし、案外しらないことも沢山あり、その時々で調べて対応しているかと思いますが
その中でも、おめでたい結婚式より、難しいのが葬祭関係のマナーで困ることが多いのではないでしょうか?
今回は冠婚葬祭マナーなどの本にも中々対応方法が載っていないこの時期に送られてくる喪中はがきで訃報を知ったときどうしたらよいのか香典や手紙はどうしたらよいのか?をご案内したいとおもいます。
喪中はがきで訃報を知った時香典はどうする?
今年こそはと毎年ながら思うけど、いつもギリギリになる年賀状。新年の挨拶状は一年に一回の大仕事。SNSが普及し今やメールやラインなどで新年の挨拶を済ませる方も多いかと思います。一年に一度きりの付き合いが年賀状…なんて人も多いのではないでしょうか?
面倒と思う事もありますが、相手の近況が知れる年賀状は新年行事の一貫として失くせない大事な事だと私は思っています。皆様はいかがでしょうか?
そんな年賀状ですが、そろそろ住所録や年賀状のはがきなど用意を始める頃にできれば受け取りたくない悲しいお知らせが届くことがあります。喪中はがきです。
葬儀に参列し故人を見送くることができた時でも届きますし、また最近は家族葬や密葬などで亡くなられたことを知らないままになっていて喪中はがきで知ることも多くなってきました。
では喪中はがきで訃報を知ったときはどのようにすればよいのでしょうか?亡くなられた方との間柄などで対応は違うと思いますが一番大事なのは遺族の方の気持ちに寄り添うことが大切です。
はがきを受け取ったらすぐにお悔やみを申し上げるためにお手紙を書きましょう。手紙を書く際は、なるべくなら手書きで書くといいですね。
手紙の便箋は、無地の白い便箋と封筒(和紙など品のよい便箋・封筒がオススメです)がよいでしょう。柄や派手な色は控えましょう。そして横書きより縦書きで。文例は下記をご参考にしてみてください。
文例①:
ご丁寧なご挨拶状ありがとうございます。○○様が亡くなられて△△様のお気持ちを拝察いたしますと涙が流れるのを止めることができません。服喪中でいらっしゃいますので新年のご挨拶をご遠慮させていただきます。○○様におかれましてはお体を損ねませんよう、どうぞお心を強くお持ちになってご自愛ください。
文例②:
年賀欠礼のお知らせをいただき驚いております。ご家族の皆様はお寂ご越年のこととお察し申し上げます。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。寒さ厳しき折から、ご一同様ご自愛されますよう心よりお祈り申し上げます
香典はどうすればいい?
香典に関しては、故人と親しい間柄であれば郵送で送るのでもよいですが、出来れば親しい間柄だからこそ訪問し仏壇に手を合わせたいものです。
その際、訪問時に香典をお渡しするのが良いでしょう。(但し訪問の際は突然伺うのでなくご遺族にご連絡をさしあげてから伺うようにしましょう)
訪問されないのであれば、ご遺族の負担になる場合も多いので、現金よりはお線香(宗派がわかればお経がでてくるお線香やろうそく(和ろうそくや最近は生前故人が好きだった食べ物などをろうそくにしたものなどあります)などをお手紙と一緒に送るのが一番良いかとおもいます。
例えば、こういったお線香などは無難なところだと思います。送料も無料なのがありがたいところです。
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また、手紙の末文の前に心ばかりですが「 」をお送りいたします。お供えいただければ幸いに存じます。の言葉を添えるのを忘れずに。
手紙をだすなら年賀状?寒中見舞い?
喪中はがきに対してお手紙を出す際年賀状はNGです。
昔から言われているのは、喪中の方には年賀状でのあいさつはしない方がいいという事です。その代替として「寒中見舞い」の手紙を出すのがいいですね。
時期としては東京地方の方は1月の7日、近畿方面は15日以降と言われています。松の内がすんでからがいいとい言われているのでこの時期になります。
しかし、最近では先ほどお伝えしたように家族葬・密葬などにより訃報を喪中はがきで知る方も多くなりました。そのため、喪中はがきが届いてすぐお返事をだされるのが最近の傾向のようです。
その際の表書きは喪中見舞いでお悔やみを述べられるのが最近の新しい風習だそうです。勿論、今までのように寒中見舞いを松の内明けにだしても可です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は喪中はがきで訃報を知った時に香典や手紙どうすればいいのかという事を紹介していきました。
冠婚葬祭のしきたり・マナーは本当に難しいです…。
しかし、大切なのは自分の思いだけ先行しての行動は慎むこと、相手様の気持ちを尊重することがとても大切です。
できれば悲しいお知らせはうけとりたくはありませんが今年もあとわずか。喪中はがきをうけとった時はこの記事をおもいだしていただければ幸いです。
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