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おせちには金柑の甘露煮!保存期間や効能を紹介!意味も気になる!

   

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お正月にご自宅でおせちを囲んで家族で団らん。昭和の時代にはよくみた光景です。
最近は以前に比べおせちを囲むご家庭も少なくなってきている気がします。皆様のご家庭はいかがですか?

お正月のこのお重ですが、「おせち」といわれています。このおせちという名前、今では全国区になっていますが、実は昭和30年代くらいまでは関西では重詰めや組重と呼ばれていたそうで「おせち」と全国的になったのはここ最近なんです。

 

今回はそんなおせち料理には欠かせない金柑の甘露煮の意味や保存期間、効能に迫ってみたいと思います!

おせちの金柑の甘露煮の意味って?

そもそも「おせち」のせちは節といわれ節句のことを表します。

もともと節句や正月などの「節日」に食べるお供え料理のことをいいます。江戸時代は組重や年始重詰めと読んでいたものが正月節料理(しょうがつせつりょうり)が江戸っ子なまりで一部おせちになった説があります。

 

本来おせち料理は年神様へお供えしたものを一緒にいただくもの。だからお重の中には沢山の縁起物が詰まっています。

おせちの代表料理
数の子:子孫繁栄・子宝に恵まれる
ごまめ(田作り):五穀豊穣
黒豆:健康健康(まめまめ)しく働く・まめに働き達者で生きる
たたきごぼう:ひらき牛蒡で開運
きんとん:黄金の財宝
伊達巻:巻物に見立て知識が増す
昆布巻き:喜ぶ
かまぼこ:紅白
海老:長寿
人参:初日
蓮根:穴から先を見通す
里芋・八頭:子宝・末広
金柑(金冠):富栄える

金柑の意味ですが、富栄えるというのがあります。こんなことを聞いてしまったら、来年のお正月はたぶん金冠ばかり食べてるはずです…(笑)

 

ちなみにお正月の火は年神様の神聖な火の為お正月の間は火を使わないようにするため
重箱詰めをつくって食べるのだそうです。お重に詰める料理は伝統的に共通しているものもあれば地域などで違うものもあったりしますがすべていわれのあるものが詰められています。

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金柑の甘露煮の効能って何かある?

このように沢山の縁起物の食材や料理ですが、その中で注目したいのが富栄える金柑(金冠)の甘露煮。

 

なぜ注目したいのかというとこの金柑の甘露煮は富をもたらす願いだけでなく、おせち料理の箸休め的存在でありそして民間療法として冬にはかかせないものだからです。

おせちはどちらかというと日持ちさせる為に味付けがしっかりしているものが多いです。食べていると箸休めのような甘い物が欲しくなります。この金柑はまさに箸休め的存在。

酸味と甘みのバランスが程よいので濃い味の中和になります。

 

そしてなによりもその食材の持つ力。はちみつきんかんのど飴などの商品があるように古くから金柑は咳や喉に良いとされてきました。最近では温州みかんで話題になったβ―クリプトキサンチンが入っているので抗酸化食材・成人病予防する効能に期待できるといわれています。

となると・・・先人の知恵って本当に凄いですよね!

保存期間や保存方法も紹介

この金柑の甘露煮ですが、市販では中々販売されていないのでどうせならご自身で作ってみてはいかがでしょうか?レシピは下記の通りですが色々作り方あるのでご自身で工夫されてみるのもいいでしょうね。

 

<材料>金柑20~30粒・水1・お砂糖もしくはグラニュー糖1

<作り方>①金柑は皮に縦の包丁目を入れて切り目から竹ぐしを使って種をとり5分くらい煮る
②その後水に入れ水を交換しながら3・4時間ほどアクをぬく
③水をきり鍋にいれ水浸るくらい・水と同量の砂糖をいれ沸騰させその後落し蓋をし
30分くらい煮る
④一晩そのままにし漬け込む
⑤一晩経ったらもう一回煮詰め冷めたら完成

 

金柑の甘露煮は保存がききますので、沢山作ったら保存しましょう。

保存方法は煮沸消毒した瓶とふたを完全乾燥し蜜ごと金柑を瓶にいれる(冷めているのを入れること)

しっかりふたを閉め冷蔵庫で保管すると一ヶ月くらいはもちます。

もっと甘めにし、レモン汁などもいれて煮込めばもう少しもちますよ。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はおせち料理には欠かすことが出来ない金柑の意味や金柑の甘露煮の保存期間、効能について紹介をしていきました。

 

おせちを過去に作ってみましたが、材料代、手間がかかり大変で1回で挫折しました。今は、お店に頼んでおせちを購入していますが、その重箱に入らないものだけなるべく作るようにしています。

金柑の甘露煮もそのうちのひとつです。(お重に入っていることが少ないので)

金柑の甘露煮はお正月おせち料理には勿論ですが、冬を元気に過ごす為に必要なものですのでぜひ今年はがんばって作ってみませんか?



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