カップラーメンの賞味期限切れ!食べるのいつまで大丈夫?
くたくたになった1日の終わり、料理をするのもなんだかツラい……。
そんなとき、カップラーメンがあるとお手軽に1食済ませることができちゃいますよね。お湯を注いで3分待つだけの便利なカップラーメンは、バリバリ働く方の強い味方。
食べすぎには注意したいですが、ちょっと楽をすることもかしこい時間の使い方です。
カップラーメンを災害時のための保存食として買い置きしている方も多く、おうちにあると何かと心強く感じられますね。
そんなカップラーメンですが、食べ物ですからやっぱり賞味期限が存在します。
賞味期限が切れるまでうっかり放置してしまったカップラーメン、どうすればいいのでしょう?
今回は「賞味期限って何?」というところから、カップラーメンの賞味期限と「どのくらいまでなら賞味期限をすぎても平気なの?」というところをお話したいと思います。
ついついカップラーメンの買い置きをしちゃう方、必見です!
そもそも賞味期限って何のためにあるの?
スーパーやコンビニなどで食品を購入すると「賞味期限」と「消費期限」が記載されていることがありますよね。
どちらもよく耳にする言葉ですが、いったいどのような違いがあるのでしょう?まずはその違いから知っておきましょう。
賞味期限とは「食品を美味しく食べることができる期間」のこと!
購入した状態のままで封やフタを開けず、正しく保管していた場合に「メーカーが想定した品質、味」を損なうことなく美味しく食べることができる期間、それが賞味期限です。
賞味期限はカップラーメンや飲料、缶詰など未開封の状態で長く保存することができる、傷みにくい食品に設定されています。
賞味期限が切れてしまっている場合でも、色や味、においなどが変わっていなければ食べることも可能です。
ただし、メーカーが「この味で食べてほしい!」と想定した品質よりは若干違うものになる可能性もありますので、注意したいですね。
もし賞味期限をすぎてしまい、本来その食品からはしないはずのにおいや変色がある場合は、安全性が保証できません。もったいないですが、そういった場合は捨ててしまうしかありませんね。
消費期限とは「食品を安全に食べられる期間」のこと!
スーパーで購入した生鮮食料品、またはコンビニのお弁当やサンドイッチなどには賞味期限ではなく「消費期限」が記載されていることがあります。
生鮮食料品やお惣菜、お弁当などはカップラーメンや缶詰と比べてとても傷みやすく、美味しく安全に食べることができる期間が短いのです。
そのため封やフタを開けない状態で正しく保存すれば、安全に食べることができる期間として「消費期限」が設定されています。
賞味期限と違い、消費期限が過ぎた食品は傷みやすくなってしまい、安全に食べることが難しくなってしまうのです。
もし消費期限が切れた食品がある場合は、食べずにすぐに捨ててくださいね。下痢や食中毒などのリスクを避けるには、消費期限をしっかり守ることが重要なのです。
賞味期限と消費期限の間には、実はこんなに大きな違いがあったのですね。うっかり意味を取り違えてしまうと、大きな病気になってしまう可能性もあるでしょう。
スーパーやコンビニなどで食品を購入する際は、気をつけてチェックしてみましょう。
カップラーメンの賞味期限はどれくらい?
現在販売されているカップラーメンの賞味期限は、最大6ヶ月となっています。
メーカーや商品によって賞味期限の設定はさまざまですので、カップラーメンの底面やフタ部分、または容器を包装している透明のビニールなどに記載されている賞味期限をチェックしてみましょう。
現在のカップラーメンの賞味期限「最大6ヶ月」には各企業の努力があってこそですが、もともとは「日本即席食品工業協会」が、カップラーメンやインスタントラーメンの賞味期限を設定するためのガイドラインを大幅に見直したことが大きなきっかけと言えるでしょう。
ガイドラインが見直されたのは2012年、あの東日本大震災の翌年です。その後も日本には継続して大型の地震や台風などが連続してぶつかったため、災害時のための非常食としてカップラーメンの役割が見直されたのでしょう。
そうして2013年には日本即席食品工業協会が改定されたガイドラインを発表し、大手食品会社が次々にガイドラインにしたがって賞味期限を設定し直しました。
それまでは5ヶ月程度が限界だったカップラーメンの消費期限が1ヶ月長く設定され、今のように半年後も美味しく食べることができるカップラーメンを気軽に購入できるようになったのですね。
カップラーメンの賞味期限切れ、食べるのはいつまで大丈夫?
賞味期限がすぎたカップラーメンは未開封の状態でも劣化していきます。
地域や季節による気候、温度の違いや家庭ごとの保存環境の違いなどもあり、「賞味期限の切れたカップラーメンを食べても大丈夫な期間」というものは、残念ながら具体的に設定されていません。
「そもそも賞味期限って何のためにあるの?」の項目でも触れたとおり、賞味期限は「美味しく食べることができる期間」です。消費期限をすぎてもカップラーメンを食べることはある程度可能ですが、賞味期限内に食べたときよりもやや品質が落ちてしまうこともあるでしょう。
まずは一度開封し、においや色が見慣れたカップラーメンのものと違わないかをチェックすることが大切です。
少しでも色やにおいに変化が感じられた場合は、食べずに捨ててしまいましょう。
まとめ
カップラーメンの賞味期限についてお話しました。いかがでしょうか?
カップラーメンを製造している各メーカーの公式Q&Aにおいても、賞味期限内に食べることが推奨されています。
買い置きがある場合は賞味期限をしっかりチェックして、期限の近いものは早めに消費してしまってもいいですね。
災害という緊急事態に備えて買い置きしているものならなおのこと、安全なものを揃えておきたいものです。
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