枝垂れ桜の花言葉を紹介!開花時期や名所も気になる!
春の訪れとともに、桃色の小さな花を開かせる桜。
花が満開になると儚く散ってしまう桜は、平安時代から現代まで長く愛されていますよね。
今では海外においても「日本の桜」はかなり有名なものとなっています。
お花見の季節に観光地に行くと、海外の方が熱心に桜の写真を撮っているところを見たことがある方もいらっしゃるでしょう。
今回は日本人に馴染み深い桜の中でも、やわらかい枝がカーテンのように垂れている「枝垂れ桜」についてお話します。
ソメイヨシノや八重桜に混じって植えられていることもありますが、枝垂れ桜だけで鑑賞してもとても美しいものです。
枝垂れ桜の花言葉や開花時期、ぜひ足を運んでいただきたい枝垂れ桜の名所などをご紹介します。
枝垂れ桜の花言葉を紹介!
枝垂れ桜は「枝が垂れる」と書くように、柳のようなやわらかくしなる枝が下へと垂れている桜です。
他の種類の桜と比べるとまた違った趣があり、そよ風に吹かれて枝が揺れると、まるで桜色の薄い霧がかかっているように見えてしまいます。
風情ある枝垂れ桜は、日本有数の観光地である京都府が「府の花」として指定ており、他の国では見ることができない景色を作り出す「日本の春の立役者」とも言えますね。
さて、そんな枝垂れ桜にも花言葉があります。
花言葉はひとつの花にいくつかつけられているものですが、枝垂れ桜の花言葉として有名なものは「優美」です。
たくさんの花がついた枝を垂らしているその姿はまさに優美なもの。
もし地面の近くまで枝が垂れている枝垂れ桜があり、木の近くまで立ち入ってもいいという場所があれば、ためしに枝垂れ桜のカーテンの内側に入ってみましょう。
景色に桜色のぼんやりとした霞がかかったように見えるはずです。枝垂れ桜の内側から見える景色もまた、優美なものとなるでしょう。
枝垂れ桜の花言葉にはもうひとつ、有名なものがあります。
それは「ごまかし」です。垂れた枝の向こう側にある景色はうすぼんやりとしか見えず、はっきりとした輪郭がつかみにくくなってしまうからでしょうか。
美しい枝垂れ桜ですが、その花に込められた花言葉には複雑な意味が詰まっていそうですね。
枝垂れ桜の開花時期はいつくらい?
枝垂れ桜の開花時期は、おおよそ3月下旬から4月とされています。
日本でも有名な桜であるソメイヨシノよりもやや早く、枝垂れ桜のほうが1週間ほど早く開花するようです。
枝垂れ桜を見に行くときは一足早いお花見となりますので、地域によってはまだまだ冷え込んでいることもあります。
防寒対策やこまめな水分補給などを忘れないようにして、変化しやすい春先の天気に対応したいですね。
枝垂れ桜のおすすめの名所も紹介!
今回は、地域ごとに枝垂れ桜の名所をご紹介します。地域ごとの開花時期も掲載しますので、開花が近くなってきたらお出かけの予定をたててみてはいかがでしょう?
北海道、東北地域の枝垂れ桜の名所
・松前公園(北海道松前町)
・五稜郭公園(北海道函館市)
・三春滝桜(福島県田村郡三春町)
・日中線記念自転車歩行者道(福島県喜多方市)
北海道や東北は桜前線が到達するのがやや遅く、桜の開花時期も遅めとなっています。
北海道、東北地方の枝垂れ桜の開花時期は4月中旬から5月上旬まで。
今回ご紹介する中では、福島県の「三春滝桜」の枝垂れ桜は開花時期が短めとなっています。
4月の中旬から下旬という限られた時期が見頃となっていますので、注意しましょう。
関東、甲信越
・六義園(東京都文京区)
・清水公園(千葉県野田市)
・身延山久遠寺(山梨県南巨摩郡身延町)
・小諸城址懐古園(長野県小諸市)
関東や甲信越は、卒業式や入学式のシーズンである3月下旬から4月中旬が枝垂れ桜の開花時期。
卒業祝い、入学祝いとしてお花見に行ってみるのもいいですね。
今回ご紹介した長野県の「小諸城址懐古園」は、4月中旬から4月下旬というやや短い時期が枝垂れ桜の見頃となっています。
城址に咲く美しい枝垂れ桜を見たい場合は、早めにスケジュールを組みたいところですね。
東海、北陸
・名古屋城(愛知県名古屋市中区)
・霞間 ヶ渓(岐阜県揖斐郡池田町)
・妙祐寺(福井県小浜市)
・卯辰山公園(石川県金沢市)
東海や北陸地方の枝垂れ桜の開花は、関東甲信越地方と同じ3月下旬から始まります。
ただし花が散るのがやや早く、見頃は4月中旬まで。有名な枝垂れ桜の名所はやはり混雑することも考えられますので、ゆっくり枝垂れ桜を楽しみたい場合は少し時期をずらすのもひとつの手段ですね。
関西
・醍醐寺(京都府京都市伏見区)
・吉野山(奈良県吉野郡吉野町)
・姫路城(兵庫県姫路市)
・勝尾寺(大阪府箕面市)
枝垂れ桜のみならず、桜の名所が多い関西。寺社仏閣はもちろんのこと、奈良県の「吉野山」は山じゅうに桜が咲く景色が有名ですね。
関西地方の枝垂れ桜の開花時期は、3月下旬から4月中旬。京都府の「醍醐寺」の枝垂れ桜は3月下旬から4月上旬までの開花ですが、奈良県の吉野山の枝垂れ桜は4月上旬から4月中旬まで楽しめます。
地形の違いによる寒暖の差もあり、時期によってさまざまな地域で桜が楽しめるでしょう。
中国、四国
・宮島(広島県廿日市市)
・徳佐八幡宮(山形県山口市)
・石畳地区(愛媛県喜多郡内子町)
・中越家(高知県吾川郡仁淀川町)
中国、四国地方の枝垂れ桜の開花時期は3月下旬から4月中旬。
関西地方とよく似た時期に桜を楽しむことができます。
中国や四国では寺社仏閣のほかにも、ひとつの地区やお屋敷跡地に咲く枝垂れ桜が有名なようですね。
日本の歴史とともに歩んできた 枝垂れ桜を楽しみたい方にぴったりです。
九州
・宝珠寺(佐賀県神埼市)
・田ノ頭郷(長崎県東彼杵郡波佐見町)
・ 浄専寺(宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町)
枝垂れ桜の南限である九州にも、枝垂れ桜の名所があります。
枝垂れ桜は寒冷地に強い桜とされているため、九州地方での開花時期はやや短めの3月下旬から4月上旬まで。
限られた時期の楽しみとして、風に揺れる枝垂れ桜を見つけてみてはいかがでしょう?
まとめ
いかがでしたでしょうか?枝垂れ桜についてお話しました。
実は日本の各地に名所があるので、少し足を伸ばせば枝垂れ桜が見られる!という方も多いかと思います。
ソメイヨシノや八重桜とは違った魅力のある枝垂れ桜を見に、春一番のお出かけの予定を立ててみてはいかがでしょうか。
日頃お忙しい方も、風にゆらゆらと揺れる枝垂れ桜を愛でて心も体もリラックスさせてくださいね。
また、枝垂れ桜の名所で写真を撮る場合は、マナーを守って楽しい思い出を残しましょう。
列への割り込みや長時間の居座りなどは控え、訪れた全員が楽しめるよう行動したいですね。
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