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節分に魚の頭とヒイラギを玄関に飾る意味や由来が気になる!

      2017/10/31

 

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2月の代表的な伝統行事・節分。たまに、節分になると玄関先に魚のイワシの頭とヒイラギを飾っているお宅を見かけることがあります。

見たことがある人は「なんて見た目、不気味な飾りをしているの…?」と不思議に思ったはずです。というか、わたしが実際にそう思ってしまいました。

 

実は、そこには深い理由が隠されていたのです。

 

今回はそんな節分に魚の頭とヒイラギを玄関に飾る意味や由来を調べてみましたよ!

節分にはそもそもどんな意味がある?

季節を分けると書いて節分。実際にこれはあて字でもなんでもなく、季節を分けるという意味があるんです!節分には。なので、四季の始まりの前日の事を節分と言ったという話もあります。

一般的に節分が広まったのは江戸時代の頃。ただ、節分自体の歴史はもっと古くて元々は中国からはいってきたものだと言われています。難しい名前で「追儺(ついな)」と言い、春は1年の始まりなので、邪気が生まれる季節の変わり目に中国の偉い王様達が悪い気を追い払うために行っていたのです。

 

日本では「おにはそと、ふくはうち」と言いながら豆まきをする・年の数だけ豆を食べる・恵方巻きという太い巻き寿司を縁起のいい方向を向いて食べる・イワシを食べる…など全国各地で違いはありますが1年の無病息災を願い、いろいろなことを節分に行います。

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節分に魚の頭とヒイラギを玄関に飾る意味や由来が気になる!

イワシの頭とヒイラギを玄関に飾ることを「柊鰯」ひいらぎいわしと言います。なんだか…ひねりのない、見たそのままの名前ですね。失礼ですが。

 

なぜ、この2つを使うのかをお話します。

まずは、ヒイラギ。ヒイラギの葉っぱって尖っていて触るとチクッと痛いですよね。古くから、ヒイラギや松の枝のような尖ったものを魔除けとして使っていました。

そして、イワシ。イワシを焼くとたくさんモクモクと煙が出てきます。匂いも結構きついです。

イワシを焼いた時の煙と匂いが、鬼は大嫌いなのでイワシじゃないとだめなのです。ヒイラギとイワシの2つが合わさることにより、鬼を退治する最強の武器が出来上がるというわけなんですね。

 

玄関に飾り魔物や災難など、ありとあらゆる不幸をよけるおまじないとして古くから伝わっているのです。

柊鰯を作ってみよう!

さぁ、料理のお時間です。柊鰯はすぐ作れますのでぜひとも作ってみましょう!

材料はたったの2つ。イワシの頭と、枝の付いたヒイラギの枝だけ!

イワシの頭をこんがり焼きます。別に焼いたイワシから頭を切り離しても全然大丈夫ですよ。そのいわしの頭をヒイラギの枝に頭をぶすりと刺します。

 

あとは、完成した柊鰯を玄関に飾るだけ!あっという間で、超簡単。

柊鰯はいつ玄関に飾ればいい?終わった後はどうする?

地域によっていろいろと違うみたいですが、節分の当日に飾り、翌日に取るのがベストです。

「翌日まで厄を持ち越さない」という意味で、1日飾ればOKなようです。

節分も終わったし、さて柊鰯を捨てようかな~。と、その前に!そのまま、ぽいっと普通に捨てないでください。

 

あれば半紙(なければ綺麗な紙)で包み、お塩で清めた上で燃えるゴミとして捨てる・もしくは、庭に埋めるといいようです。

お正月飾りと似ているので、魔除けとして使った後は適当に捨てずにお礼の意味を込めて処分するといいと思います。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は魚の頭とヒイラギを玄関に飾る意味や由来を紹介していきました。

私は関西出身で、小さい頃から魚の頭とヒイラギをを飾っているお宅を何度か見たり、おばあちゃんから聞いたりして風習を知っていました。

ですが、地方によってはしていないところもあるようですね。京都・大阪・奈良…など昔からある街で多く行われているようです。

 

段々と伝える人が高齢化していき、知らない若い人が多いと思います。

徐々に忘れ去られる、大切な日本の昔ながらの風習。「そんなの迷信だよ」と思わずに、今年は是非チャレンジしてみはどうでしょう!



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