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おせちを入れる箱の名前や意味を紹介!おせち料理には必要?

   

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おせちはお正月のお祝いに欠かせません。このおせちを入れる箱って、名前が何だかご存知ですか?

 

この箱に入れる意味がちゃんとあるんですよ!

でも、家族や恋人だけでお正月を過ごすときに、わざわざ箱に詰めないといけないのでしょうか?そもそも、おせちを入れる箱の必要性って何なのでしょうか?

今回は、おせち料理をいれる箱の名前や由来についてご紹介いたします!

おせちを入れる箱の名前を知りたい!

秋になると、早くもお正月商戦でおせちの予約が始まります。おせちと聞くと、決まって高級感のある四角い箱に入っていますよね?

あれは、おせちを入れる箱「重箱」(じゅうばこ)と言う名前なんですよ!

 

重ねることができるから、重箱と言うんですね。たしかに、おせちが入っている箱は重ねられています。

一般的には四角い重箱が主流ですが、六角形や八角形の箱も珍しくありません。

木製の重箱もあれば、プラスチックや陶磁器・紙製の重箱など、様々な素材で作られています。

 

では、この重箱ってどのような意味があるのでしょうか?

重箱って意味があるの?

おせちの起源は、なんと弥生時代にまで遡ります。米の栽培が始まったのをきっかけに、豊作の神様に煮物などの料理を奉納したのがおせちの起源です。

このおせちを重箱に詰めるという風習ができたのは、明治時代と随分時間が経ってからなんですね。おせちはこれまで、神様へのお供え用と実際に食べる用を別に用意していましたが、この時代から一緒に重箱に詰めるようになりました。

 

重箱を重ねるには、「めでたさが重なるように」との願いが込められているんです。

また、沢山用意しなければいけないおせちも、重箱に重ねることでスペースを取られない利便性があることから、おせち料理を重箱に詰めるようになったんです。

 

おせちは主に煮炊きした料理で作られています。それは、数日日持ちさせて、正月の間ゆっくり味わうためなんです。

当時はサランラップなどありませんでしたから、蓋付きの容器である重箱が保存に適していました。

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重箱の正式な段数とは

三段重ねの重箱や、二段・五段など様々な段数を重ねているおせちが入っている重箱。特別決まりなどがなさそうに重ねられていますが、実は正式な段数が決まっているんです。

地域や各家庭によって異なる場合がありますが、四段重というのが正式な段数となります。

 

おせち料理を詰めるには、一の重、二の重、三の重、与の重とあります。

数字の四使われずに与としているのは、死を連想させて縁起が悪いため、与の字が使われるようになりました。

料理の詰め方にも決まりがある

四段重が正式な段数というのが分かりましたが、実はおせちを詰める重箱にも正式な詰め方というものがあります。

 

まず、一段目の一の重には「祝い肴」を入れます。

田作りや黒豆、数の子・きんぴらごぼうなど、お酒のおつまみになるような料理が詰められるため「祝い肴」と呼ばれています。

 

二段目の二の重には、「口取り」を入れます。

かまぼこや栗きんとん・だて巻き・昆布巻きなど、大人から子供まで楽しめるように、甘い食べ物を詰めていきます。

 

三段目の三の重には、「焼き物」を入れます。

焼き魚やエビなど、主に海の幸が入れられます。

 

四段目の与の重には、「煮物」を入れます。

山の幸を使った煮物や、野菜の煮しめ・筑前煮など、お正月には欠かせない煮物を入れていきます。

重箱っておせち料理には必ず必要?

おせちは地域によって異なりますが、お正月に食べるのが一般的ですよね。お正月は、遠方から親戚一同が集まる機会ですので、おめでたい正月にしたいものです

おせちを重箱に詰める理由は、保存やスペースを取らないこと以外にも、見た目の華やかさがあります。

せっかく遠方から親類が集まっているのに、普通の平皿におせちを出すのは心苦しいですよね。ですので、人が集まる場合などには、おせちは重箱に詰めて出したほうが見栄えが良く、おもてなしの意味も兼ねることができます。

 

帰省せずに家族だけでおせちを食べる場合などでは、こだわりがなけれ重箱に詰めなくても良いでしょう。

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まとめ

おせちを入れる箱を重箱と言います。

この重箱は、明治時代からおせちを入れる箱として使用されるようになりました。当時はサランラップなどが無かったため、日持ちして量が多いおせち料理を数日保存するのに、蓋付きの重箱は保存に適していました。

 

また、「めでたさが重なるように」との意味も込められています。

この重箱は4段重が正式な段数で、数字の四ではなく与の字を使用します。

 

それぞれの段数に、何を入れるのかも決まっているんですよ。

• 一段目:お酒のつまみになる料理
• 二段目:大人から子供まで楽しめる料理を詰めます。
• 三段目:焼き魚など海の幸を入れる
• 四段目:煮物を入れる

必ずしも重箱におせちを入れて出さなければいけない必用がありませんが、遠方から人が集まる際は、ぜひ重箱におせちを詰めて出してみましょう。

今日もありがとうございました。



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