沈丁花の花言葉や由来を紹介!毒がある?時期や季節はいつ?
2017/10/24
『沈丁花』この漢字、読めますか?
正解は「ジンチョウゲ」または「チンチョウゲ」松任谷由実さんの名曲「春よ、来い」の歌詞の中に、この『沈丁花』という花が登場します。老若男女関係なく感動する曲なのでぜひとも聞いてみてくださいね!
今回はそんな沈丁花の花言葉や由来を紹介していきますね!咲く時期や沈丁花の毒についても迫ってみるので最後まで楽しんで下さい!
沈丁花の咲く時期や季節はいつ頃?
沈丁花は2月から4月にかけて咲き、春の開花ラッシュの先駆け的存在なお花です。
高さは1~2mほどで、7mm~1cmくらいの小さな花が密集し手鞠のように丸っこく可愛いフォルムをしています。
たくさんの花びらと爽やかで甘い香りがするので大人気な沈丁花。色は、つぼみが濃い赤で花びらは淡いピンク・種類によっては白・黄とバリエーションに富んでいます。
花びらと表しましたが、花びらではなく「がく」なんです。葉っぱが進化したものだったんですね!葉っぱなので、多少の強い雨風では散りません。
葉っぱの形は月桂樹(マラソンで優勝した人が表彰式の時に頭に乗せてもらう、王冠に使われるあの葉っぱです。)に似ています。
原産地は中国。日本では、今から約700年前の室町時代から栽培がされていたそうです。
古くからたくさんの人たちに好感を持たれている春のお花の代表なんですね。
沈丁花の花言葉や由来を紹介!
沈丁花の花言葉には
『栄光』『永遠』『勝利』『信頼』
引用元:http://rennai-meigen.com/jinchougehanakotoba/
と、壮大でとてもいい意味の花言葉があります。
その理由としては、1年中を通して緑の葉っぱをつける植物だからです。
冬でも葉が落ちないことから『不滅』『不死』『不老長寿』という意味もあります。おじいちゃん・おばあちゃんには沈丁花をプレゼントすると確実に喜ばれますね!
沈丁花の名前の由来は、匂いが沈香、見た目は丁字に似ているので2つがミックスされて沈丁花という名前が付きました。
良いとこどりみたいな感じですかね(笑)
毒があるって本当?
優雅でなんとも美しいお花ですが、この沈丁花…実は毒を持っているんです。しかも、一部分ではなく木全体に…。
根っこや実なんかを誤って食べると、下痢・嘔吐・心臓障害(!)を引き起こします。
木の皮に触れると、皮膚炎にもなるそうで。犬や猫のように、ペットにとっても毒になるのでお家で飾る時は注意をしましょう。
ですが、花を煎じた汁は歯の痛みや口内炎に効果があるという話もあります。なんだか毒と薬って紙一重なんですね。
沈丁花は芸術作品によく使われる!?
始めにも言ったように、歌詞に使われたり曲のタイトルに使われたりと大人気な沈丁花。
春の季語として、俳句や短歌に使われています。ん~、なんとも雅な。
有名な歌人達の歌を2つご紹介します。歌に想いを馳せながら、沈丁花を眺めてみるのもいいかもしれませんね。
古庭の 古き匂ひや 沈丁花 …正岡子規
沈丁花 みだれて咲ける森にゆき わが恋人は死になむといふ …若山牧水
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は沈丁花の花言葉や由来と咲く時期や季節などについて紹介をしていきました!
沈丁花はクチナシ、金木犀と三大香木と言われているんですよ。しかも花言葉も良くて、見た目も素敵!それでいて日本の歴ある歌にも多く出てきています。
これほど完璧な花もすごいですよね。ただ、毒があるのにはびっくりですが…。
私の家の近くには沈丁花があり、冬の終わりごろになるとふわりと遠くからでもその香りがやってきます。これが癒されるんですよね~。お肉料理によく使うハーブのクローブ似た香りがするんですよ。
ぜひとも冬が終わるかな~なんていう時期にふと沈丁花の花の事を思い出してみてください!きっと見つかるはずですよ。
おすすめの関連記事