基礎代謝の調べ方!成人女性・成人男性の平均はどれくらい?
ダイエットなどでよく聞く基礎代謝という言葉。
普段何気なくテレビを見ていても健康番組などで紹介されることもありますよね。
今回はそんな基礎代謝の調べ方について紹介をしていきますね。
成人女性、成人男性の基礎代謝の平均についても調べてみたので最後まで楽しんで下さい。
基礎代謝の意味を紹介!
代謝が高いから痩せやすいとか代謝が低いから痩せにくいとかよく言いますがそもそもどのような意味なのでしょうか?
基礎代謝というと運動とか体を動かすことで消費するエネルギー量をイメージしやすいですが、実は生命を維持する為に必要な最小限のエネルギー消費量のことです。
要は「ぼーっ」としていて何もしなくても生きていくのために体は常に活動しています。
例えば心臓や内臓など臓器を動かすとか呼吸をする、体温維持をするときにエネルギーを使っているわけです。このエネルギーの消費量を表す言葉が基礎代謝ということになります。
ちなみに一日に消費されるエネルギー量の約70%はこの基礎代謝としてのエネルギー量で非常に大きいウエイトを占めています。
となると、ダイエットで運動を取り入れることも大事ですが、大きなウエイトを占めている基礎代謝が高いか低いかというのがもっとも大事になります。
基礎代謝が高ければ日常生活で脂肪を燃焼しエネルギーを効率よく使っているため太りにくい体質ということになるからです。
では自分自身の基礎代謝はどうなのでしょう。高いのか低いのかを知ることでダイエットにも健康維持にも役立つので本日はこの基礎代謝について調べてみました。
自分の基礎代謝の調べ方を紹介!
自分の基礎代謝量を調べるには体脂肪計で基礎代謝量が測れるものがあるので、それを活用すれば簡単に調べられます。
その他計算式を活用して出す方法もいくつかあります。
① 厚生労働省がだしている表を用いて計算することが出来ます。その表を参考にして計算します。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/dl/s0529-4e.pdf
こちらに基礎代謝基準値などがのっているので、参考にしてください。
基礎代謝量=基礎代謝基準値×自己体重kg
ただこの計算ではあくまでも平均値を参考に出しているので細かくは出ないのが難点です。
②「ハリス・ベネディクト方程式(改良版))」を使って計算するとわかります。
女性の場合:655.1+(9.56×体重kg)+(1.85×身長cm)-(4.68×年齢)
男性の場合:66.47+(13.75×体重kg)+(5.0×身長cm)-(6.76×年齢)
上記計算式は欧米人向けなので日本人向けにするには計算の結果に0.95(95%)をかけると日本人の体格にあったものになります。
その他様々な基礎代謝の計算の仕方がありますがよく知られているのが上記2種類です。
しかし計算するとどちらの計算も結果が違うと思います。結果が違えども基礎代謝量目安として把握されておくと良いでしょう。
成人女性の平均はどれくらい?
ちなみに成人女性の基礎代謝量の平均は1,000~1,300kcalになります。
ピークの20代では1,200kcalが平均でその後どんどん減りはじめますので、若いときと同じ食事をしていれると基礎代謝量が減っている為消費できず太ってしまうことになります。
前出の計算が面倒と言う方に実際の厚生労働省が出している成人女性の基礎代謝基準値(平均)を記載しましたので参考になさってください。
18歳~29歳:1,120kcal 30歳~49歳:1,150kcal 50歳~69歳:1.110kcal
70歳以上:1,010kcal
引用元:http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/dl/s0529-4e.pdf
成人男性の平均はどれくらい?
男性の平均は1,500kcal~1,600kcalになります。
厚生労働省の基礎代謝基準値(平均)は
18歳~29歳:1,510kcal 30歳~49歳:1,530kcal 50歳~69歳:1,400kcal 70歳以上:1,280kcal
引用元:http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/dl/s0529-4e.pdf
基礎代謝は年齢だけではなく体温などの影響でも低くなります。
これから寒くなる時は要注意!です。低体温の人は基礎代謝が悪く体温が36.5℃の人と35.5℃の方を比べると1日に200~500kcalのエネルギー消費に差が出てきます。
女性の場合冷えや低体温の方が多いですので基礎代謝が悪くなる傾向が高いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は基礎代謝の調べ方や、成人女性、男性の平均値はどれくらいなのかを紹介していきました。
ところで、基礎代謝をあげるにはいったいどうしたらよいのでしょうか?
まずは筋肉をつけること。生命維持のエネルギーは筋肉でほぼ作られています。
年齢が高くなると筋肉量が減り筋力も弱まります。ストレッチなどの軽い運動をして筋肉量をふやしましょう。
そして食事は動物性タンパク質を積極的に摂取しましょう。低体温、冷え性の方はゆっくり湯船につかり体を温めるようにしましょう。
基礎代謝があがればダイエットは勿論、免疫力もあがり丈夫な体になります。是非今現在の状態を知り早めの対策をおこないましょうね。
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