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三寒四温とはどんな意味?時期や使い方も気になる!例文も紹介!

   

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スマートフォン、携帯電話、タブレット、パソコンなどの電子機器の普及によりコミュニケーションツールの1つとしてメールやラインなどで人と気軽に連絡をとることのできる便利な時代になりました。

昔でしたら急ぎの用件であれば電報で、それ以外は手紙でやりとりをしていましたがその時代を考えると本当に便利な世の中になったと思います。

 

しかし便利になった反面、日本の四季、季節を感じることが少なくなったと感じます。

三寒四温もそんな言葉の一つですよね。今回は三寒四温ってどんな意味なのか?時期や使い方も例文を交えて紹介していきますね!

季節の時候の挨拶分を紹介!

三寒四温も時候の挨拶に使いますが、他にはどんな挨拶があるのでしょうか?紹介していきますね。

例えば

1月「初春の頃」「松もとれ、厳しい寒さが続いております」
2月「節分の頃」「三寒四温と申しますが」
3月「早春の頃」「寒さの中に春の気配を感じる頃となりました」
4月は「桜花の頃」「花の色が美しい季節になりました」
5月「新緑の頃」「風薫る季節となりました」
6月「入梅の頃」「あじさいの色が美しく映える頃となりました」
7月「盛夏の頃」「海開きの便りがきこえる季節になりました」
8月「残暑の頃」「吹く風にゆく夏の気配を感じる頃になりました」
9月「初秋の頃」「コスモスが風に揺れ朝夕は凌ぎやすくなって参りました」
10月「菊花の頃」「天高く馬肥ゆる季節となりました」
11月「立冬の頃」「吐く息の白さに秋の終わりを感じる季節となりました」
12月「冬至の頃」「年の瀬の寒さの身にしみる季節になりました」

など。

基本は月ごとに違う言葉ですが2月の三寒四温に関しては1月に用いられたり、また最近では春に用いられたりすることがあります。

 

このような時候の挨拶ってどこかで聞いたことはあるような気がしますが、実際に最近見かけることは本当になくなっています。

一定の世代以上の人しか知らないのではないでしょうか?

 

ただこういう知識も多少は持ち合わせておくと、社会人としての教養があるとみられますよね!

ところで、三寒四温ですが、本当はいつの季節に使うのがよいのでしょうか?

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三寒四温とはどんな意味?時期はいつ頃のこと?

三寒四温という言葉は日本では春の季語として春が訪れる意味で間違って使われていることが多いようです。

三寒四温って何気なく私は使っていましたが、実はこの言葉って元々は中国から伝わって来たそうなんです。

冬の時期に寒い日が3日くらい続くと、そのあとに比較的暖かい日が4日続くという意味の言葉で、寒暖の周期を表しています。
引用元:http://weathernews.jp/s/topics/201701/280055/

実際の気候で中国東北部や朝鮮半島の冬はシベリア大陸上に発達する高気圧の影響で寒気が強まったり弱まったりを7日周期で規則的におこなっているということが由来になります。

 

日本の冬にはこのようなことはほぼありません。

ただ2月の立春の頃は気温の変化を繰り返すので三寒四温に近い状態にはなります。そのことから日本ではだんだん暖かくなる時期の春先を表す言葉として使うのが良いようです。

 

となると3月ではなく2月の季語になるんですよね!

三寒四温の使い方や例文を紹介!

そういうことから三寒四温という言葉は本来季語ですが日本では俳句などに用いるときは「三寒」「四温」「四温日和」というような言葉で使われています。

「三寒四温」そのままの言葉を活用するなら手紙のときの時候の挨拶文に使うのがオススメです。いくつか例文をご紹介します。

「三寒四温の候、貴社益々ご発展のこととお慶び申し上げます」
「三寒四温の頃、皆様におかれましてはご健勝のこととお慶びもうしあげます」
「三寒四温の季節となりましたがいかがお過ごしでしょうか」
「三寒四温の季節となり春を少しずつ感じる頃となりました」
「三寒四温の時節柄、体調を崩されませんようご自愛ください」

三寒四温の言葉を使うときは冬の季語ということを忘れずに活用すれば間違いはないようです。

意味がわかっていれば手紙だけでなくブログなどでもこの三寒四温の言葉は使えそうですね。

 

例えば
「三寒四温・・・体調崩しやすい時期ですが・・・。」
「三寒四温の季節、寒い中でも日差しの暖かさにほっこりしますよね」
「立春が過ぎ寒さが和らぎはじめる三寒四温の時期になりました」など。

その他手紙以外に三寒四温は業界用語としても活用されているようです。

 

例えば商品先物取引では上下いずれも長続きしない相場を表す言葉として使われているようです。

経営者が景気を表すときにもコラムやインタビューなどでも活用されているようです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は最近なかなか使わなくなった三寒四温のという言葉について紹介をしていきました。

 

確かに温かくなってきた頃って三寒四温という言葉がぴったりな季節になっていきます。

中国から伝わってきた言葉という事ですが、日本にも浸透していったというのは日本の気候にもあっていたのでしょうね。

ただ、風情あるこの三寒四温ですが、なかなか使わなくなったというのはもったいないですね!

 

私も普段手紙を出すという事はないのですが、メールやLINEにでもちょっと使ってみても面白いのではないかと今回は新たに思ってしまいました!なんか2月、3月の時期が待ち遠しいです!

手紙世代の方もSNS世代の方も是非三寒四温だけでなくどんどん季語を活用し、日本の四季、季節感を大切にしていきませんか?



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