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妻と嫁と奥さんの違いって何?呼び方の使い分け方も紹介!

      2017/10/24

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自分の配偶者のことを何て呼んでいますか?

 

嫁や妻・奥さんなど、様々な呼び方がありますが、実は自分の配偶者を指す正しい呼び方はたった一つしかないんです。

社会人なら、やはり正しい意味で使用したいところですよね。

これら配偶者の呼び方にはそれぞれ意味があり、間違えて使うと配偶者を見下してしまうことも・・・。

 

今回は、妻・嫁・奥さんの違いと正しい呼び方、そして使い分け方についてご紹介いたします!

妻と嫁と奥さんの違いって何?

世の旦那さま、奥さん(配偶者)のことを友人や上司・同僚に話すときに何と呼んでいますか?

 

配偶者の呼び方によって、あなた自身の評価にも繋がるのをご存知でしょうか。社会人たるもの、配偶者のことは正しく呼びたいですよね。

そもそも、妻や嫁・奥さんといった呼び方の違いって何なのでしょうか?それぞれが指す意味と共に見ていきましょう。

続柄「妻」が正式な呼び方

配偶者と結婚を決めた時、どの人も婚姻届を提出しましたよね。そこの続柄に、妻と書かれていたのを覚えていますか?

法律上、婚姻届を提出した婚姻関係にある女性のことを「妻」と呼びます。これは、配偶者の正式な呼び方ということですね!

辞書を引いても、妻は夫(自分)の配偶者とされています。

「嫁」は姑や舅が使う言葉

関西圏の人は、自分の配偶者のことを「うちの嫁は~」と呼ぶことが多いですよね。私も夫に当初「嫁」と呼ばれていましたが、すごく気持ち悪かったです。

 

そもそも、嫁とは男性側(夫)の両親が呼ぶ使い方です。嫁とは「とつぐ」とも読む事ができるため、辞書を引くと「息子の嫁」という意味になっています。

逆に、婿養子になった方は、配偶者(妻)の両親から「婿」と呼ばれます。

私は夫に、「○○家の嫁にはなったが、私はあなたの妻です」とはっきり言いました。

他人の妻を呼ぶ時は「奥さん」

「うちの奥さんはね~」と、自分の配偶者を呼ぶ人も少なくないと思います。でも、実は「奥さん」は他人の妻を指す使い方なんです。

 

これは、大名や公家の内室・武家や商家などの身分のある妻を敬って、使用人たちがそう呼んでいたのが始まりです。

現代では、上司や部下・友人などの他人の妻を呼ぶ時に使います。

「女房」「家内」は好んで使うべきではない

昔の映画で、「うちの女房が~」「家内が~」と男性が自分の配偶者を呼んでいるシーンをよく見かけますよね。

しかし、家内や女房は女性を自分より下に見る言葉なので、好んで使うべきではありません。

 

まず、女房は元々「使用人の女性の部屋」のことを意味します。平安時代の身分の高い人たちは、お世話係りの使用人を雇っていました。その女性達が暮らす部屋のことを「女房」と呼んでいました。

ですので、「うちの女房は~」は、「うちの使用人が~」「うちの家政婦が~」と呼んでいるのと同じ意味になってしまうんです。

 

続いて「家内」は、文字通り「家の中」を意味する言葉です。本来は人をさして使用する言葉でもないんですね。

しかし、明治時代頃から会社が発展するようになり、男性は外へ働き女性は家を守るという風潮が強くなりました。このことから、家の中に入る人=妻 という意味になり、家内を配偶者の呼び方として使用していたんです。

 

つまりは、家の中で家事をしている人という意味になるため、現代ではそもそも使いづらく当てはまる人も少なく、好んで使うべきではないでしょう。

 

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呼び方の使い分け方も紹介!

前述したように、妻・嫁・奥さんなど自分の配偶者を呼ぶ時に使う呼び方にも、本当の意味や正しい使い方があるのが分かりました。

• 妻・・・法律上、婚姻関係にある女性を指す
• 嫁・・・「とつぐ」とも読む。主に姑や舅が使う呼び方
• 奥さん・・・上司や部下・友人などの他人の妻の呼び方

では、これらの使い分け方とはどのようなものなのでしょうか。
実用的な例と共にご紹介いたします。

自分の配偶者を第三者に紹介する時

上司や部下、友人などに自分の配偶者の話をする機会もありますよね。この場合は、前述したことから「妻」を使用します。

 

「実は妻が妊娠していまして、この前安定期を過ぎたばかりなんですよ」
「妻も働いています」
「妻とこの前、久しぶりに旅行に行ってきたよ」 等

 

「妻」とは法律上、婚姻関係にある女性を指す呼び方です。会社の書類にも、配偶者の続柄に妻と記載したことがあったと思います。

特に女性は男性が配偶者を呼ぶ呼び方に敏感で、妻ではなく嫁や女房・家内といった呼び方だと違和感や嫌悪感を感じる場合もあります。

 

社会人としても、正しい配偶者の呼び方で配偶者のことを話したいところですね!

姑や舅が誰かに息子の配偶者の話をする時

嫁は「とつぐ」とも読めることから、姑や舅が息子の配偶者のこと呼ぶ時に使います。間違えて配偶者のことを「うちの嫁はさ~」と話してしまうと、誰目線で喋っているのか聞き手は分からなくなってしまうので気をつけましょう。

 

「年末に息子が嫁と子供を連れて帰ってくる」
「嫁が2人目を妊娠したそうだ」
「あの嫁はいかせん気が強いのが困り物だ」 等

 

こうしてみると、嫁という言葉はやや角が立つようにも感じます。気の良い姑や舅は、「お嫁さん」「お嫁ちゃん」と呼んだり、「○○さん」など名前で呼ぶことで角が立たないようにしていることも多いですね。

友人や部下・上司の配偶者の話をする時

「奥さん」とは、前述したように相手を敬って呼ぶ使い方をします。友人や部下・上司の配偶者の話をする時は、「奥さん」と呼ぶのが正しい使い方です。

 

「○○部長の奥さんが病気で大変だそうだ」
「この前、○○くんの奥さんを町で見かけたよ」
「○○んとこの奥さんって若いよな」 等

 

こうしてみると、妻や嫁と比べて「奥さん」はやや気を使った呼び方にも感じます。

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まとめ

自分の配偶者を呼ぶ時に使用する嫁や妻・奥さんの内、正しい配偶者の呼び方は「妻」だけでした。

妻は婚姻関係にある女性を指します。また、嫁は姑や舅が使用する言葉で、奥さんは他人の妻を呼ぶ時に使用するのが正しい使い方になります。

 

社会人たるもの、やはりここは正しい呼び方である妻を使いたいところですよね。

今まで妻以外の呼び方をしていた人は、今回ご紹介したことから明日からでも配偶者のことを妻と呼ぶようにしてみてくださいね!

今日もありがとうございました。今日は嫁担当でした。自分の事を嫁と呼んでいる私…。



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